秩父の地元作家が手掛ける『いたづら工作室』

秩父

秩父市荒川に位置する『いたづら工作室』は、地元作家によって営まれるクリエイティブなスペースです。ここでは、シルバーアクセサリーやトンボ玉などの工作体験が楽むことができます。

特に夏休みの自由研究に最適な場所として、子どもたちに親しまれています。
自由な発想を育む雰囲気の中で、きままな時間を過ごしながら、思い出に残る作品を創り上げるそんな場所です。
「自然や風を近くで感じられるウッドデッキは、私の自慢です」とかわいらしい笑顔で語る、同工作室の宮窪澄恵(みやくぼ・すみえ)さん。
「のどかな空間なので、作品づくりに没頭できますよ」とご自慢のデッキの前で微笑んでいました。

秩父の地元作家が手がける工作体験 自然とアートの融合~宮窪さん地元作家のアトリエへ~

秩父に根付く地元作家、宮窪さんは幼少期からものづくりが大好きで、都立工芸高等学校金属工芸科で金属工芸を学び、アクセサリー業界で経験を積みました。
結婚後、退職した宮窪さんは、子育て中も身の回りの素材を活用し、子どもたちと一緒に収納アイテムなどを創作して楽しんでいたそうです。

「子どもたちが手を離れてきた頃、自分のアトリエを持ちたいと考えはじめました」と宮窪さん。
宮窪さんは、秩父にある中津川での楽しい思い出や、地元の名産であるそばに惹かれ、自然豊かな秩父での子育てと創作活動を夢見て移住を決意したそうです。

秩父の地元作家によるいたづら工作室:アートの創造と自由なひととき

宮窪さんの工作体験工房では、まずはどんな作品を作るかを考えることから始めます。
例えば、シルバーアクセサリーを作る場合、デザインを考えてから銀の地金を切ったり折り曲げたりしていきます。
「お手伝いはしますが、オリジナルの作品作りを楽しんでくださいね」と宮窪さんは話します。
オリジナルのシルバーリングやバーナーであぶりながら作るトンボ玉など、自分自身で全てを作り上げる楽しさがここにはあります。

慣れていないと戸惑うこともあります。それでもそれ以上に「自分だけのオリジナル作品を創る喜び」を味わえるのです。また、個人の創作体験だけでなく、グループや家族で集まり、ランチやお菓子を持ち寄って日常を忘れ、気持ち良い風に吹かれながらリラックスした気分で時間を過ごすことも大切なのではないでしょうか。